ここんとこ飲みとかで書くのがメンドかった。
そしたらだんだん旅の記憶が薄れてきた!
見てる人そっちのけで、記憶を残すためだけに書いてたのに・・・
まあ覚えてる範囲で書いてこっと。
で、一日ヴェネツィア観光の日。
ここのホテルは見栄えはひどいのでびびった。
けど朝めしはかなり上手かったな。
たかだかスクランブルエッグがなぜあんなに美味くなるんだろう?
世の中不思議なこともあるもんだ。
街に出てさあどこへ行こう。お日様も大いに歓迎しているしなぁ。
ん~、とりあえずリアルト橋にでもいこう。もちろん歩いて。
昨晩体験したとおり街中路地の迷宮なもんで、
リアルト橋に行くのもちょいと苦労した。
うーん、やっぱりこの街大好き。
改めて書くと、ヴェネツィアは小さい街に運河が流れている観光都市。
およそ500年程昔には世界の富が集まると言われた商業都市として栄えてました。
その頃からの豪奢な建築物が現在にもその景色を彩っておりその歴史を感じさせ、
また街を横切る運河の数々がこの水上都市を世界で唯一無二のものにしてます。
街は端から端まで直線距離にしたら数キロ程度しかありません。
んでその真ん中をデカ目の運河「カナル・グランデ」が流れているんです。
その運河を渡す橋はなんと3つしかありませんのですわ。
上記のリアルトはその一つで観光名所にもなる美しい橋。
何がどう偉くて由緒あるのかは知りませんが、美しさは見事なもの。
水面を渡る風も見つめる「やさしさ」を感じる橋であります。
この橋はPS2のゲーム、「グランツーリスモ4」で訪れることが出来ます。
決まった空間の中に車を置いて好きに写真が取れるモードでなのだが・・・
意外とコレが精確だった!!
おおー、ヴァポレット(水上バス)の停留所がそのまんまだ!
ああ!ここにこのカフェあったよ!
最近のゲーム侮りがたし、と言うところでしたな。
橋周辺には土産屋の屋台がそこかしこに並び、非常に賑やかです。
特に俺が行った時期は大イベントである「カーニバル」のあとだったので
そこで使われるべきだった仮面の在庫処理に必死な感が見え隠れしてました。
この仮面はこの街の名物でもあるもんなんで一個買っとけばよかったかも・・・
まあでも基本お土産買わないのが俺のスタンスなんでここも軽く無視。
足の向くまま気の向くまま、テキトーな散歩を続けます。うむ、魚市場は臭い。
しかしまあ迷路なワケで。地図もろくにないワケで。
・・・迷った!
しゃーないから太陽から方角の見当をつけ、勘で移動。
途中ジェラートで燃料補給は怠らない。コレがけっこう美味いんだもん。
こいつがあれば俺はまだまだは歩ける。なめてる内に道も開けるさ。
ホラ運河に出た。水上バスの停留所もあっちに見える。俺完璧。
んーむじゃああそこから有名なサンマルコ広場まで乗ってきますか。
サンマルコ大聖堂に臨むサンマルコ広場。
ナポレオンが「世界で一番美しい広場」と評したらしいっす。
でもナポレオンの眼にどう映ったかなど知ったことではなく、
俺自身がこの広場を気に入りました。鳩だらけだけど。
陽気の中で、ポ~ッとエスプレッソ片手に日向ぼっこ。クルッポー。
ああ、半日くらいここで時を過ごせるわい・・・クルッポー。
何気に数百年の由緒ある喫茶店のようでコーヒー美味し。接客も完璧。クルッポー。
思わずチップも多くなろうものです。ゴチソウサマ。クルッポー。
先ほど仮面が名物と書きましたが、他にもいくつか土産の代表はあります。
そのなかでも有名なのはヴェネツィアン・グラス。
製作を担うガラス職人が近くのムラーノ島に集められて住んでるので、
別名としてムラーノ・グラスとも言われますな。
こうきいちゃムラーノ島いくしかないじゃんね。行こっと。
水上バスで20分ほど、がごおお、と移動。
着いた先はあんまり賑やかじゃないチンケな島。
いや、ハイシーズンは鬼のように混むらしいんだけど・・・
なにせお日様はやたら元気だけど風もあって結構寒い。
皆常夏の島に観光行くから今は空いてるんだってさ。俺としちゃ好都合。
ガラスの島と言うだけあって、店は全部ガラス細工屋。しかも品物に大差なし。
こいつら一体どうやって商いしてんだろう?
隣に入るか自分の店に入るかは運任せなのか?
そんなんだから見るほうとしても最初の30分で見飽きてくる。
む~、あのデカイ店を見終わったらもう本当に戻ろうかな・・・
デカイ店。
なんか比較的高級店らしく、広いスペースに品のよい品が並ぶ。
ん、なんがイタリア~ンな店員が寄ってきて笑顔でなんか言ってきた。
英語で言ってきたんだけど、構えてなかったから聞き取れんかった。
おそらくタイミング的に「何かございましたらお声をおかけ下さい」ってとこかい。
笑顔で応対されたらこっちも笑顔が基本。満面の笑みで了解の意を示しました。
しばし品の吟味を続ける。綺麗だなぁ。なんでこんなピンクや水色が出せんだろ?
ん、さっきの店員がもっかい来た。なんかさっきとおんなじこと言ってる気がする。
?もしかしてなんか訊かれてねーか???
えっと、もっかい言ってくれい。お、ちょっぴり速度落としてくれた。
「お客様はどこからいらっしゃったのですか?」@笑顔。
ぉう。んな簡単なこと訊いとったんかい・・・
自分の英語力に苦笑しながら「日本だよ」って言っときました。
・・・東南アジアに見えたのかな?昔俺そっくりの奴を親戚がメキシコで発見してたが・・・
とにかく敗北感でいっぱいの俺。思わずお土産購入。ちくそう。
ま、これでやることもなくなったので本島に帰還。またウロウロと散歩。
広場に出たらなにやら人だかり。
水の入ったグラスの数々を撫でて曲を奏でる一団が降りました。
水の量で様々な音階を作ってるの。かなり綺麗な音色。聞き惚れました。
演奏後気に入ったのでCDも買ってあげました。
近寄って気付いたけど、なんか顔がイタリアっぽくない人です。
おもわず訊いてやりました。
「アナタはどこからいらっしゃったのですか?」@笑顔。
ロシアらしいっす。いや別にあんまりキョーミねえや。言ってみたかっただけだから。
さて日も暮れた。足も疲れた。腹減った。
メシ!メシ食おう!
昨日の絶品料理、ベアトリーチェの生んだ街です。
まだまだ美味いのんあんだろ。隠すな出てこい。出して来い。
よし、今日は安っぽい店に挑戦だ。あのバールに決定!
・・・ぅぅわ。メニューがさっぱり読めない。昨日に増してわかんね。
しかし、それでもあんだけ美味いのに出逢えたのだ。
今日もわからんものを勘で指差して頼むぜ。唸れ黄金の右指ッ!
なんかよくわかんないのが出てきた。
パンみたいに見えるけど全然違うの。
穀物じゃない何かをペースト状にして揚げたもの、かなぁ?
とにかく確かに言える事は、不味い!ということ。
この日も日本代表の看板が重くのしかかるとは・・・
そんでも不思議なのは、ピザだけはやたら美味いのね。
この味が出せるなら、あのフシギ料理もなんとかせいっちゅーに。
この日はちょいと遠くでオペラやってたんで見に行こうかと思ったんだけど、
万が一ドレスコードがきっちりしてたらメンドイんで行きませんでした。
行ってダメだったらやだし、一回帰ったらもう外出の元気なくなるしね。
とにかくもう寝よう。明日もまだ旅は続くのだから。
・・・っだぁぁ。フロがこの箱だったか・・・・・・
分かりやすく言うとですね、
皆さんのお宅の台所の流し台。アレをプラスチック製にしてアクリルの壁で囲ったもの。
言うまでもなく狭い。でもいいさ。お湯が出るだけマシなんだ。
いいんだ。・・・いいんだよ。