めんどくさくて旅行最終日を書く気が起きない。
でもいい加減旅行記を書き上げないと更新が完全に停止するっ。
ちゅーわけで頑張って最終回七日目いってみます。
この日は最終日。
夜11時くらいの飛行機でパリを発ちます。
逆に言えば、夜までは遊んでいられるわけです。
まあパリは興味ないんで相変わらず行き先は親任せですが。
朝飯は前日と何一つ変わらず。旅通じて変わらずとも・・・
で、チェックアウトせなならんので荷物をまとめる。のちカウンターへ。
えーと、チェックアウト後も荷物って預かってもらえるでしょ?
すると階段指差し、「チィィカ」
・・・ああ。地下、ね。
フランス人の発音ってやっぱりフランス的なんだよね。
あ、あとフランス人英語嫌いです。
シラクがフランス人官僚の英語スピーチにキレたらしいが、民衆レベルでも同じ。
英語使うくらいなら意思疎通が出来ない方がマシ、みたいな奴もいました。
さて身軽になったところで散策に行きましょう。
最初の目的は・・・前日に果たせなかった橋での撮影かよ!
もうヤケ気味な俺はむしろ勇んでロケ地へ向かいます。
この日は前日とは異なり、真っ青の空。ピーカン。
なもんで親も機嫌◎。昨日撮れなくてヨカッタだと。
撮影は某俳優と同じポーズを俺が取ってパシャリ。
ここで秘密兵器の登場。
その俳優のポスターの顔を原寸大サイズに伸ばしたもの。
それを俺が手に持って横顔に当てる・・・
まあローテクなアイコラですな。
撮影の旨を日本で聞いていた俺が提案し用意させたものです。
このくらい馬鹿馬鹿しいことやんないとやってらんないんだって。
ともあれ親は大満足してました。これで旅の目的達成だってさ。
・・・ちなみに。帰国後のことですが。
この写真はその俳優の公式ページのBBSに張ったようです。
まあ個人の特定は出来ないと見たので俺も許可したのですが。
これがかなり好評で、ン千だかのビューを得て、
そのほとんどの人間の腹を捩ることに成功したらしいです。
あーーー、あほらし。
気を取り直して旅。
次は絵描きの山(?)モンマルトルへゴー。
そこへは・・・んー地下鉄か。最寄の駅まで歩くかな。
その途中!ペットショップ発見。
もとい正確に言うならば、犬のケージ発見。
ってかチョコラブ(毛色がチョコのラブラドール)発見ですよ!
ううぅぬおお。昔のピアそっくりですよ!色違い!!
めちゃめちゃ可愛いーぞー!
こいつとピアを対面させたらどうなるんだろ?
ピアに「ボンジュール」とは話しかけんのかな?
ああ買って帰りたかった・・・
地下鉄でモンマルトルへ。
まあ小高い丘が街中に突然デンとあるとこなんすけど。
この麓、入り口の辺が結構怖い。
ヴィエイラみたいなアフリカ移民系の黒人がわんさか。
なんかミサンガみたいのを売りつけてきます。
別になんかされるわけじゃないけど怖い。
なのでそれを避ける形でケーブルカー利用。
山頂到着。サクレクール寺院かっけー。
寺院の中ではなんかミサが行われてる。
異教徒にはさっぱりありがたみなし。
絵描きが集まる広場いこっと。
うーん、別に面白くない。
似顔絵描くよーって客引きは多いんだけどね。
断ったら、「ナゼダメデスカー」って言われた。
いや片言日本語で訊いてどうする。
お前日本語で説明されても理解できんだろうに。
まあでも描いてもらえばネタになったかも。頼みゃよかったかな?
ここでは例の俳優が行ったカフェを探してたようだが見つからず。
ってかこの山歩きに親がバテて諦めた。
・・・ので、麓に戻ってメシ食うことに。
メインのでかい階段を下りてゆくと例の黒人の方々が構える。
俺が右によりながら下りると彼らも右へ。
俺が左へよると、彼奴らも左へ。
うぉぉい、ロックオンされてまんがな。不可避ですがな。
結局、階段下りきったときに手首掴まれるほど勧誘されましたが逃亡成功。
でもまわり見ると結構白人さん達は手出してミサンガつけてもらってるんだよね。
なんか手出してるうちにバッグをひったくられでもしないか怖かったんだけど・・・
偏見のようです。ごみん。皆さん彼の地へ行くことがあれば買ってみてくださいな。
あーもうヒマだなあ。
親の行きたいとこもないようだし、どうしようかな。
仕方ない。凱旋門からシャンゼリゼでも歩きますか。
で、また地下鉄。
ここでちょいとハプニング。
上りのエスカレータに乗ろうとしたら、ちょい前の方で
「ぎゃええーーぅえええーーー」
ガキが泣き叫んで騒然としてます。
とりあえず停止ボタンぽいのをポチッ。
どうやらバアちゃんが転んで、後ろにいたガキももこける。
んで壁面にこすられたみたいです。大したこっちゃない。
いや最初は卸し金に掛けられたような血だらけの顔を予想してたので・・・
なんつーか拍子抜け。
ガキの泣き声の出し方は全世界共通なことがわかったからまあいいか。
凱旋門。ツマラン。特記すべきことなし。
階段が疲れる。以上。
シャンゼリゼでもぶらぶらしようっと。
でも別にここも面白くないんだよね。
ブランド店に興味あるわけじゃないしさ。
オシャレに興味ないし・・・ん?
ルノーのショールーム発見!F1開幕直前イベント!!
飛び跳ねました。駆け込みました。
77年からのルノーの歴史、マシンの展示。
思わず直前に買った24枚撮りのカメラ使い切っちゃいました。
うわーい。
そのあとはアレクサンドル3世橋にいったりとかどうでもいい感じ。
なんか空港まで道が込んでそうだからちょっと早めに発った方がいいみたい。
なもんでゆっくりメシを食う時間はない・・・
ホテルの横にラーメン屋(!)があったよね。
あそこ行こう!
我が家のパリでのラストメシ、「サッポロラーメン」に決定。嗚呼。
でも醤油が恋しくなってきていたので、まあコレが美味い美味い。
飛行機の中でニンニク臭かったらゴメンナサイ。
土産を買おうにも日曜日で店が軒並み休み。皆ゴメン。
じゃ、空港へ移動しますか。
荷物を貰おうとホテルの人呼ぶ。
ブォナセーラー。
・・・違え。ボンソワールだ。つい間違えた。
こんなところで俺にはイタリアの方が重かったこと判明。
ってかパリは買い物しないと楽しめない街だと思うよ。
空港への道中、アディダスのドデケエ看板発見。
ブラジル代表の誰だったか知らねえ奴と・・・
俊輔がでっけえ看板になってる!
ヨーロッパ的には誰それ?な選手だろうに・・・
いくら日本人がマーケティング的に重要とはいえねえ・・・
ま!隣のジダンはその倍の超巨大看板になってましたが!!
空港についてからは特になんもなし。
つーか寝みい。
B777-300に乗って早く寝たい。
で、搭乗。機内に入って・・・
ビジネス席を通り過ぎる時、アレッ???
今のボンバーヘッドは葉加瀬太郎じゃない?
止まるわけに行かずチラ見だったんで自信ないけど・・・
よし、荷物取る時にサイン貰おう。
今回のフライトはオンタイムで発進。
さらばヨーロッパ。すんげえ楽しかったぞ。
またくるからな!今度は仕事で!プロのパイロットとして!!
機内では水平飛行に移ってすぐメシ配布。
そっこーで食って爆睡。眠いんだってば。
起きてみれば、なんか8時間以上寝てたらしい。
あと数時間しか飛ばない。ああなんか損した気分。
もっと飛行機堪能したかったよう。
・・・?
なんかね。前の席にいる赤ん坊がコッチ見てるんですけど。
こうなれば楽しませてやらねば。エンタテイナーの血が騒ぐ。
いろんな顔芸を披露してやるとにやけてやがる。ふふふどうだ。
だんだん仲良しになってきまして、こっちまで歩いてきたりする。
ってか親はコイツをちゃんと見張っとけよな。
やっと歩ける程度なんだから危ねえよ。
まあそれでも俺に惚れ込んだコイツに罪はない。
よし。このピエール(勝手に命名)に必殺の顔芸を見せてやろう。
はい、みなさん。よろしければマネしてみてください。
まず両手の小指を口の両端に引っ掛け横に引っ張ってください。
そして次に両中指を鼻の穴を横に広げることに使う。
しかる後に親指で目尻を限界まで下げます。
さあ、鏡を見てみましょう。
とてもフザけた面がアナタを見つめているはずです。
とまあ、こんな顔をしてやったわけなんですが。
ピエールはフシギそうな顔をしながらマネしようとしてました。
ふっ。キミにはまだ十年早い・・・
でも降機する時にはアイコンタクトすると彼が口を広げるほどになってました。
もう彼はマブダチです。なあピエール(勝手に命名)!
荷物をゲットするとこで件のボンバーがいました。
・・・でも本人のような違うような・・・?
結局声を掛け損ないました。ま、いっか。
さて荷物も無事見つかったし、帰りますか。
クルマも問題なく受領して高速をぶいーん。
ああ、ここが日本でよかった。ローマじゃ俺なんか怖くて運転できないよ。
うーでも8時間寝たのに疲れてる。事故らないように安全運転で帰りましょう。
自宅近所まで戻ってきて軽くメシ食うことにしました。
時間は夜10時。ファミレスくらししかありません。
で入店して着席するとお水が出てくる!!
これヨーロッパじゃ金かかりますよ!
日本は水がタダ、のオドロキの意味が分かった瞬間でした。
他にもチップを置いていかなくていいし、
チェックを頼まなくても伝票をもっていくだけだし・・・
日本っていいね!素晴らしい!
というわけで旅はめでたく終了しました。
帰ってくる時は寂しさもあったけど、楽しみでもありました。
そう、我が家ではピアが待ってるのです!
帰宅一番、ケツが取れそうなくらいにブンブン振って喜ぶ彼女。
やっぱりここが世界で一番楽しく、安らぎ、幸せに満ちた空間だと思ったのでした。
了。